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カウンセラーのブログ【blog】

このブログでは、カウンセリングについて知っていただくための基本的な知識をお伝えします。何かお悩みを抱えていて、カウンセリングを受けるかどうか躊躇されている相談者の方の背中をそっと押すことができれば幸いです。

カウンセラーに相談するメリット(前編)

なぜ心理相談をカウンセラーにするのが良いのでしょうか?

①「専門的な知識を持っている」

②「第三者に」

③「お金を払って」

④「定期的に」

相談できるからです。

 

それぞれの項目について、どのような意味があるのかについて説明させていただきます。

テーマとして少し内容が多くなってしまうので、3回(前編、中編、後編)に分けてお話いたします。

 

①「専門的な知識を持っている」人に相談するということ

臨床心理士は、⑴「日本臨床心理士資格認定協会」が指定する臨床心理学専攻の大学院(「指定大学院」)を修了し、⑵修了後に実施される資格認定試験(筆記・面接試験)に合格する必要があります。

 

指定大学院では、臨床心理学に関する専門的な知識を身に付けるだけでなく、カウンセリングに関わる実践的な訓練を受けます。

 

指定大学院には、大学附属のカウンセリングセンター(「心理教育相談室」)があり、一般の相談者が心理相談に来られます。大学院生は、その相談者のカウンセリングを大学教授の指導を受けながら担当します。

 

このように、指定大学院在籍中の2年間は臨床心理士の基礎となるトレーニングをしっかりと受けられる環境が整えられており、修了後の認定試験でその資格があるか厳正な審査(合格率約70%)を受けます。

 

さらに、臨床心理士資格は5年毎の更新制の資格となっていて、資格取得後も研修を受けたり、学会で発表したりするなど、生涯を通じて訓練を受ける機会が設けられています。

 

なぜ、これだけ厳しい基準が設けられているのかというと、カウンセラーは、相談者の「こころ」を扱うに相応しい「専門性」と「人間性」を兼ね備えているべきであると考えられているからです。ですので、臨床心理士が提供するカウンセリングには一定水準の品質が担保されています。※1

 

②「第三者に」相談するということ

なぜ、上司でも、友達でも、家族でもなく、「カウンセラー」という第三者でなくてはならないのでしょうか?

相談者が「カウンセラー」である意義について、それぞれの懸念点について考えながら検討してみましょう。

 

⑴上司

信頼関係のある上司であれば、プライベートな内容であっても相談しやすいかもしれません。ですが、上司は相談相手であると同時に、あなたの仕事内容に対して評価を下す立場にあります。

 

そのため、人事評価に不利だと思われる内容は必然的に避けて相談しなければなりません。「もしかしたらこの相談内容は、人事評価に影響するかもしれない」と考えながら相談するのはかなり難しいことではないでしょうか?

 

⑵友達

友達なら何でも相談できるのではないかと思われるかもしれません。しかし、そこには暗黙の前提があります。私たちは、その友達関係を壊さないために、相談内容にブレーキをかけてはいないでしょうか?

 

例えば、相談したい内容がその友達を間接的にでも否定してしまう場合には、その友達を傷つけないように話し方に気を遣うと思います。私たちはそう簡単に友達を失うわけにはいきませんので、友達関係の維持のために相手に配慮をしながら相談をするわけです。

 

⑶家族

最後に、もっとも身近な家族はどうでしょうか?昔と比べると家族関係も随分とフラットになってきているとは思います。ですが、あなたの相談内容が家族関係に関わることだったらいかがでしょうか?

 

そうでなくても、家族だからこそ直接言えないことも、大なり小なりあるのではないかと思います。「親しき中にも礼儀あり」という諺があるように、日々の家族関係を維持するためにも、気を遣うことも少なからずあるでしょう。

 

以上のように、すでにお気づきの人もいらっしゃるかと思いますが、あなたと⑴上司・⑵友達・⑶家族の間には、「相談者」と「助言者」という「相談関係」に加えて、⑴職場関係・⑵友達関係・⑶家族関係という別の関係性が存在しています。

 

カウンセリングにおいては、純粋な「相談関係」以外に別の関係があると、相手に気を遣って相談がしづらくなってしまうため、既に何らかの関係性がある場合は、その相談者のカウンセリングを行うことは禁止されています。※2

 

このように、カウンセラーに気兼ねなく相談ができるのは、「相談者」と「カウンセラー」の間に「純粋な相談関係」があることが前提となっています。そのため、カウンセラーはカウンセリング外において、相談者の方と新たに別の関係を結ぶ(友達になったり、恋人になったりする)ことはなく、相談関係に相応しい適切な関係を築くよう努めます。

 

今回のブログでは、①「専門的な知識を持っている」、②「第三者に」相談するメリットについてお話させていただきました。次回のブログ(中編)では、③「お金を払って」相談することの意義についてご案内できれば幸いです。

 


※1 一般社団法人 日本臨床心理士会「臨床心理士について」

https://www.jsccp.jp/person/about/

※2 公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会 「臨床心理士倫理綱領」

http://fjcbcp.or.jp/rinshou/rinri/

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