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事例紹介(訪問カウンセリング)

Bさんの事例紹介

当ステーションの心理士が今までに手がけた事例をご紹介いたします。事例内容につきましては、相談者の個人情報保護の観点から、これまで担当した類似事例をもとに再構成しております。

10年間ひきこもりの状態が続いていた息子が外に出られるようになりました。(ひきこもりだったBさんの事例)

※事例紹介に当たっては個人が特定されないように配慮しております。

【事例概要】Bさんは高校卒業後、就職しましたが仕事が続かずそれ以降は仕事をせず自室にひきこもってしまうようになりました。同居していたご両親が外へ連れ出そうとしても外出できず、次第に家族内での会話も減っていきました。その後、自室にて独り言を口にしたり、自室で暴れたりするようなことが増えたため、ご両親も対応に困り病院を受診するように本人に勧めましたが、やはり外出することが難しくそのまま自室でひきこもる状態が10年続いていました。

【心理士の関り】

①Bさんのペースを尊重

Bさんは10年という長い期間ご家族以外の人との関りが無かったため、最初はBさんに極力負担がかからない程度の関りから始めていくことを心掛けました。訪問カウンセリング当日は挨拶と簡単な自己紹介にとどめて、今後定期的に訪問させていただくことを了解していただき、そこの徐々にカウンセリングの時間が増やしていきました。

②ご家族の意向の確認

Bさんのご両親は、Bさんにとにかく外に出て一人で社会で生活できるようになって欲しいというご意向でした。ご両親は高齢だったため、今後いつまでBさんの養っていけば良いのかという不安や焦りも感じられているようでした。お父さまは『1回の失敗で諦めるなんて根性が足りない』と話されており、Bさんと衝突してしまうことも度々ありました。

【心理士の見立て】

Bさんとのカウンセリング中のやり取りや、実際の症状から統合失調症が可能性が考えられました。言葉でのやり取りはできますが、幻聴が聞こえているようで、話をしている途中に「静かにしろ!」「うるさいな!」と言われることが度々ありました。Bさんの状態を考慮すると、カウンセリングでの心理的ケアに並行して、投薬治療による下支えが必要だと判断しました。ただ、Bさんやご両親は精神科への通院および入院に対する気持ちの準備が出来ていない様子でした。お母さまは『息子を精神病院に連れて行くなんて可哀想だ』と話されており、かなり抵抗があるようでした。

【心理士の対応】

①Bさんとの信頼関係の構築

Bさんの心の準備が出来ていない状態で、〈投薬治療をした方が良い〉と正論を振りかざしても意味がありません。ですので、Bさんが今の生活で何に困っているのか、どうすればBさんがご自身らしく生きられるのかをカウンセリングの中で共に模索しました。意外なことにBさんは「本当は外に出たい」と話されました。しかし、「外に出ると家にいるよりも多くの声が攻撃してくるので怖くて出られない」とのことでした。このことからBさんの心の守り(自我の強さ)を安定的にする必要があると考えられました。そこで、Bさんの心の状態に合った支持的なカウンセリング(内省する作業はできるだけ避ける方法)を継続しながら、今後Bさんが必要となるであろう治療の説明を段階的に行いました。

②ご両親の心の準備のサポート

訪問カウンセリングをする中でBさんからの精神科通院・入院の同意を得ることが出来たとしても、ご家族が反対されていては家族内でのサポートを得ることはできません。そこで、ご両親の精神科に対するイメージや不安について話を伺いながら、精神科の通院や入院に対する気持ちの準備を図っていきました。特にお母さまは自分の息子を精神科に通わせなくてはいけないことの罪悪感で苦しまれていたので、その気持ちに共感しながらサポートを勧めました。

【対応の結果】

その後、しばらく訪問カウンセリング続けたところ、Bさんからは「石堂先生と一緒なら病院も行ってみたい」と話されるようになり、ご両親も『これからのBのためにも必要なケアを受けさせたい』と決断されるに至りました。当日、Bさんとご両親に同行し精神科を受診したところ、Drから統合失調症の診断で入院の必要ありという判断となりました。Bさんは数ヶ月の入院期間中で投薬治療を行い、自宅への一時外泊などを段階的に行いながら最終的には外出ができる状態となりました。退院後は就労支援施設に通われるようになり自立への大きな一歩を踏み出されました。

息子だけでなく家族皆が前を向けるようになったと思います。

Bさんのお母さまのコメント(抜粋)

カウンセリングで先生に来ていただくまでは、息子に対してあらゆる手は尽くしたと自分に言い聞かせて、正直なところ諦め半分でした。ですが、息子が先生のカウンセリングを受けるようになってからは少しずつ様子が変わってきたので、私たち親も息子のために前を向かなければいけないと思えました。最初は病院に対して悪いイメージしかなかったのですが、実際に入院して面会で訪れた時は主治医の先生や看護師さんもとても良くして下さったので本当に感謝しております。息子の入院中も石堂先生が訪問して下さったので不安なく退院を迎えることができました。息子が自立に向けて前に進めるようになったのも、多くの方々に支えてもらったお陰だと思っています。

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